「進化した黒板」による授業スタイルの「自然な変化」|学映システムのICT支援事業から教育を考える

学映システムとICT教育

株式会社サカワは、宮城県岩沼市教育委員会への導入事例「進化した黒板」による授業スタイルの「自然な変化」を12日に公開しました。

同市教育委員会を取材した記事の第1弾で、岩沼市立岩沼西小学校の導入例とのこと。学校では、ワイードを使用してデジタル教科書やデジタル教材を黒板に投影し、そこに板書をして授業を進めるのが日常的になっているとのことです。

ワイードは、4:3比率の画面が左右に2つ並ぶ大きさの映像を投影可能なプロジェクターです。2系統を一緒に投影するだけでなく、投影画面を左・中央・右へとリモコン操作でスライドできる、「デジタルスライド機能」を採用しているとのこと。

アナログ教具である黒板から、突然デジタル教具にシフトするのではなく、黒板とプロジェクターを組み合わせて使用することで、アナログの良さとデジタルの良さの両方を上手に活用しているといいます。

岩沼市の小中学校は、全国平均と比較してもICT機器が豊富に備えられているようです。ICT機器を導入してアナログからデジタルに一気にスイッチするのではなく、黒板が進化してアナログとデジタルが融合しながら変化していき、授業の形も無理のない範囲で自然に変わっていった好例とのこと。

突然の変化についていくのは大人でも大変なことです。子どもたちにより良い学習環境を提供するため、学映システムでもこのような取り組みが行われているかもしれませんね。