すららネットの学力向上に関する実証事業|学映システムのICT支援事業から教育を考える

学映システムとICT教育

すららネットは、同社のICT教材「すららドリル」を使って、滋賀県守山市教育委員会と行った「学力向上に関する実証事業」の結果を発表しました。

この実証事業は、守山市内の中学校4校・約1000人の中学1年生を対象に行ったとのこと。
結果は、4教科400点満点の確認テストで、4校の平均点が前年と比べて約18点上がったそう。中には、平均点が27点以上もアップした中学校もあったといいます。

同市の教育委員会は、2020年からEdTech導入補助制度を使い、市内小中学校で「すららドリル」の活用をスタート。学力面や意識面のアップといった成果が出たことから、2021年9月からは13校で本格活用を始めたようです。

今回の実証事業では、これまで中学校への進級前に小学校課程の復習を目的に、市内小学校で例年行っていた「ブリッジワーク」と、中1の4月に行っていた確認テストなどの紙教材に替えて「すららドリル」を使用。
ペーパーからデジタル運用にシフトしたことで、1人ひとりに適した出題による勉強の効率アップを図ることができ、学習記録を引き継げるそう。また、中学校に進級するまでの期間の学習状況の見える化、採点など教師の負担軽減などが可能になったようです。

確認テストの平均点が昨年と比べて20点近くアップしたことにより、テスト結果と「すららドリル」の課題達成率には関係があるとわかりました。特に国語と算数で高い相関がみられたとのこと。
今回の成果で、「課題を取りくませきる環境」を整備することが、子どもたちの学力アップに効果的であるとのデータの裏付けが取れたと言えるでしょう。

学映システムも子どもたちのICT教育環境を整えている企業です。企業と自治体が手を取り合い教育環境をより良いものにしていくことで、学力アップに繋がるのではないでしょうか。