つくば市の児童・生徒にモバイルルーター「ZEUS WiFi」500台提供|学映システムのICT支援事業から教育を考える

学映システムとICT教育

Human Investmentは、茨城県つくば市の公立小中学校に通っている児童・生徒の中でインターネット環境がない家庭に、同社のモバイルルーター「ZEUS WiFi」を500台提供すると発表しました。同社は、つくば市が目指すGIGAスクール構想の協力企業に選ばれています。

GIGAスクール構想は、文部科学省が推し進める、義務教育課程でITを活用する取り組みのことをいいます。義務教育を受けている児童・生徒に対して一人一台の学習者用PCと高速ネットワーク環境などの整備を目指しています。

今回の正式導入に先立って、同市の「みどりの学園義務教育学校」9年生(中学校3年生)全生徒51名に、「ZEUS WiFi」をテスト配布したそう。実証実験として、5月22日にオンライン教育の公開授業を行ったとのことです。
オンライン授業は、生徒一人につきタブレット一台を貸与し、各家庭に通信環境がない生徒に対して「ZEUS WiFi」を貸し出すことで、登校・在宅に関わらず同じ授業が受けられるというもの。
22日の公開授業では、教室でも実際にWiFiの使用テストを行ったそう。生徒たちは、オンライン授業のシステムのレクチャーを受けた後、顔写真を撮影し健康状態を報告します。その後に行われた数学の授業では、角度を求める問題などに取り組んだとのことです。

これからは、他の学校にもPCを貸し出し、児童生徒一人ひとりの学習履歴が取れるようにシステムを改良していくそうです。教育評価にも利用するなど、GIGAスクール構想を進めていくそうです。
「ZEUS WiFi」も、子どもたち一人ひとりに最適化した学習が行えるよう、通信面から学びをサポートしていくとのことでした。
新型コロナウイルスの影響もあると思いますが、時代の流れと共に教育ICT化が進められていますね。学映システムも、子どもたちにより良い学びの環境を提供するため、尽力していくことでしょう。