フィール・フィジックスの先端科学教材体験型イベント|学映システムのICT支援事業から教育を考える

学映システムとICT教育

フィール・フィジックスは、愛知県にある愛知総合工科高校にて、体験型イベント「指でつまんで動かす!空中に浮かぶ立体映像」を実施したと発表しました。

この体験型イベントは遠隔授業のニューノーマルとのことで、オンライン授業では実現できない「体の動き」を取り入れた未来型の体験授業です。
教材をあらかじめ配送し、Zoomを使用して三重県にあるフィール・フィジックスから授業を実施したそう。19名の生徒が参加し、生徒はMRゴーグルを装着して指で操作したり、歩き回って観察することを体験。MRゴーグルで見ている景色は、Zoomを通じて同社の教員が解説を行ったそうです。

「透過型ゴーグル」を着けると、目の前に「磁石の世界(磁界)」の立体映像が出現します。その立体映像を指でつまんで自由に動かせるのだとか。さらに、その周囲を歩いて観察できるそうです。
生徒たちは、磁石が立体映像であることを忘れるほど夢中になり、歓声が沸き起きったそう。また、立体映像のボタンを指で押すことで磁界の様子(2次元、3次元)の切り替えや磁力線の表示も体験したようです。

授業が終わった後に行われたアンケートでは、8割以上の生徒が「映像」型ではなく「体験」型の遠隔授業の方が「学んだ内容が定着しやすいと思う」と答えたそうです。また、約8割の生徒が、これまでの教材ではなく、MR技術を使用した教材のほうが「学習内容がわかりやすかった」と回答したそうです。

子どもたちを取り巻く学習方法は日々進化しています。学映システムも常に新しいシステムや技術を取り入れながら、子どもたちの学習環境整備をサポートしているのではないでしょうか。