学研のコロナ禍における家庭学習の実態調査|学映システムのICT支援事業から教育を考える

学映システムとICT教育

学研教室を運営している学研エデュケーショナルは、コロナによる臨時休校期間中の家庭学習の実態を把握すべく、学研教室に通う子どもたちの保護者を対象に調査を行い、26日にその結果を発表しました。

調査は8月24日~9月14日に行われたそう。全国から978名の有効回答を得たとのことです。
その調査によると、80%以上が休校期間中も学習塾の教材で学び、30%強がオンライン学習で講師とコミュニケーションを図っていたそう。

休校期間中に家庭で工夫した点をヒアリングした結果は以下の通り。
・講師から課題を1日何枚と決めて出してもらった
・塾のオンライン学習に精力的に参加し、頑張る姿を先生に見てもらうようにした
など、日々の学習習慣が崩れないように配慮していたようです。

また、休校期間中学習面で不安に思った点をヒアリングした結果は下記の通り。
・学校の課題だけではすぐに終わってしまうため、学校が再開した後についていけるか心配だった
・自主学習の限界を感じた
・低学年のため、学習意欲がキープできなかった
・周りの子の学習進度がわかならないため、どこまでやらせたらいいのか不安だった
といったたくさんの不安の声があったそうです。

突然の休校に不安を抱えていたのは子どもたちだけではありませんでした。
上手に学習塾でのオンライン学習などを活用していた家庭もあったようですが、全員が塾に通っているわけではありません。
不測の事態に備えて、日頃からICT学習環境を整えておくことが重要だということでしょう。学校でノートPCやタブレット端末を1人1台持つことを推進し、登校できない場合でも学習習慣が崩れないような環境を整備したほうがよさそうです。
教育ICTの環境整備をサポートしている学映システムといった企業と自治体などが協力し、早急に子どもたちの学習環境を整えていくべきではないでしょうか。