奈良市の中学校でオンライン英会話|学映システムのICT支援事業から教育を考える

学映システムとICT教育

学研ホールディングスのグループ会社である学研プラスは、奈良市教育委員会からオンライン英会話事業を受託し、グローバル人材育成の支援事業をスタートしたと11月2日に発表しました。

奈良県と奈良市は、両者が連携しながら教育分野のデジタル化に向けたGIGAスクール構想に対し早々に着手していたようで、1人1台端末が導入されています。教育ICT環境が整備されているということでしょう。
同市では、英語教育を通じて「奈良から世界に発信できるコミュニケーション能力の育成」を目指しており、1人1台のChromebook端末及び校内Wi-Fi環境を活用しているとのこと。同社が提供している『学研オンライン英会話for School』を取り入れ、外国人講師との相互通信を使用した英会話レッスンを授業内で行うそうです。
生徒一人ひとりに“生きた英語”を話す機会を設け、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢を養うことで、英語への興味・関心をアップさせ、グローバル社会で活躍できる人材育成を目標としているとのこと。

今年度は、市内にある全ての中学校(21校)の生徒を対象に、生徒2人に対して1人の外国人講師と25分間の英会話レッスンを行ったそう。授業では、学習指導要領に対応した教材が使用されているとのことです。
1クラスに1人の外国人講師では満足に英会話もできないので、この仕組みは素晴らしいですね。

学研プラスが提供している『学研オンライン英会話for School』は、既にたくさんの学校で利用されており、マンツーマンレッスンのほか、少人数でのオンライン英会話レッスンを通して多くの発話を引き出し、リスニング力とスピーキング力を鍛えながら、コミュニケーションツールとして使用できる英語力アップを目指すといいます。

学映システムは各学校の教育ICT化をサポートしています。奈良市同様、他の都道府県も教育ICTの環境整備を行っている企業と連携して1人1台の端末を実現し、子どもたちみんながよりよい教育を受けられるようになるといいですね。