キャリア教育ウェブ教材「ジョブレンズ」|学映システムのICT支援事業から教育を考える

学映システムとICT教育

ジョブレンズ実行委員会は、同委員会のキャリア教育ウェブ教材「ジョブレンズ」が福岡市立の小中学校213校に導入されたと8日に公表しました。
同委員会は、映像制作会社であるT&Eと、教育事業を行うRAPASが共同で設立した一般社団法人とのこと。「学校×地域×企業」が渾然一体となり、地域のキャリア教育をサポートしているそうです。

ウェブ教材のジョブレンズは子どもの職業観を育むというもので、地域を支える多様な職業を映像化した教育プラットフォームとのこと。
サイト内では、およそ100種類の職業を、動画をメインに紹介しています(2022年12月現在、37種類を動画化しているそう)。また、ただの職業紹介ムービーとは違い、「地域を支える企業や職業人」を映像化することで、子どもたちは働くことに親近感を覚え、故郷を誇れる色々な職業に出会えるといいます。

同教材の動画は、教育委員会や教員の意見を基に、授業で扱いやすいインタビュー形式で作られているそう。動画を見た子どもが「働く大人」に親近感が湧くように、「この仕事を選んだ理由」「働くことの楽しさ・大変さ」「この職に就くために頑張ったこと」「子どもの頃の自分」など、個人にフォーカスした質問をしているのだとか。

さらに同サイトでは、文科省の方針に伴ってICT教育やGIGAスクール構想を推進する学校現場の支援を一番に配慮。視覚的負担の軽減を目的とした文字量の調整、明暗や色彩の差異が強くなりすぎない背景色を採用しているそうです。

細かなところまで心遣いが感じられる教材ですね。教育ICTの導入支援をしている学映システムでも、このような取り組みが行われているかもしれません。