AIを使用した記述式答案採点システム「採点師匠」|学映システムのICT支援事業から教育を考える

学映システムとICT教育

ナスピアが、AI技術を活用した記述式答案採点システム「採点師匠」を開発し、12月1日にリリースしました。

文科省が定義した新しい学力観で、『「知識・技能」に加え、「思考力・判断力・表現力」を問う』問題として、大学・高校入試で記述式問題が増えていますが、記述式問題は生徒にとって自己採点が難しいもの。さらに教師にとっては、採点・添削に時間と手間がかかるなど数々の課題があります。

今回リリースされた「採点師匠」は、生徒の演習回数を増加でき、ローコストかつ採点者によるブレのない正確な評価を行い、すぐに正誤判断を返すことができるそうです。

同システムは、大学などで使われている「BASIC.StudyCamp」に組み込まれ1日から運用をスタート。「BASIC.StudyCamp」は、大学や就職活動、社会人生活で欠かせないスタディスキルを、日々20分程度の学習で身に付ける、大学入学前・初年次教育、企業の入社前研修用のeラーニング教材だそうです。

「採点師匠」は、2021年度から親会社の成学社が運営する学習塾「個別指導学院フリーステップ」、「開成教育セミナー」でも導入し、授業及び家庭学習で活用するとのことです。

AIによって画一的な正誤判断・評価がもらえるシステムは生徒にとっても教師にとってもメリットが大きそうです。
学映システムもより良い学びをサポートするためにICT教育環境という視点から子どもたちを支えています。AIやICTを上手に活用し、教育に役立てていってほしいですね。