日本サイバーセキュリティ人材キャリア支援協会は、今企業向けに提供しているスキルの見える化を叶えるIT総合能力診断サービス「VisuMe」を、14日から学校など教育機関を対象に無償での提供を始めました。
同サービスは、どんな業務に、どんなスキルが、どのくらいの水準で求められるのか、という情報が視覚的にわかるそう。
学生自身のスキルバランス、レベルに対して、現時点でどのような職務に力を発揮できる見込みが高いのかがわかるといいます。また、目指す仕事に対してどんなスキルを強化したほうが良いのかが視覚的わかるため、効率的な習得活動ができるようになるのだとか。
PDFで診断結果をダウンロード可能で、就職活動時の提出物としても活用できるそう。履歴書や成績書だけでは伝えることが困難な「どのような力を活かせるのか」を、より具体的にアピールできるようになるとのことです。
今までの「VisuMe」では、就労経験が無い学生についてはスキルの可視化に限界があったようです。そこで、「講義等受講」や「イベント参加」、「日々の学内活動」といった診断評価の項目を追加。学生でもスキル診断が可能となったようです。
学生自身には、未来のキャリアデザインを考えたり、就活時の自己アピールの材料として役立ちます。また、学校側は就職相談やカリキュラム検討の参考情報などに活用できるようになったとのことです。
キャリアデザインや、なりたい仕事にはどんなスキルを強化すればいいかを見える化できれば、子どもたちも夢に向かって効率よく頑張れるでしょう。同社の取り組みは、子どもの夢をお手伝いするという学映システムに通ずるところがありそうです。