コミュニケーションロボ学習支援|学映システムのICT支援事業から教育を考える

学映システムとICT教育

長崎県五島市は、2019年9月~2020年2月にかけて、公立小学校で学習支援ツールとしてコミュニケーションロボットの活用の実証実験を行いました。
教育委員会、三菱総研DSC、日本サード・パーティ(JTP)の3者が共同で行い、4月30日に結果を発表したとのことです。

この実験は五島市立奥浦小学校の全校児童43人を対象に行われました。
児童や教師がソフトバンクロボティクスの小型二足歩行ロボットをスムーズに受け入れられるよう、段階的に使用範囲を広げながら進めていったそうです。

ロボットは英語教育で設定されているスモールトークの実施の他、算数問題をクイズ形式で出題・正誤判定をするといった使用内容でした。
その結果、子供たちはロボットに「なおくん」という名前をつけ、触れ合いを楽しみながら一緒に勉強する仲間として関心を持っていたそう。
また、英語や苦手な領域に対して、もっと積極的に取り組もうとする回答が見られたようです。ロボットを友達のように捉え、機能面の制約を受け入れ工夫しながら接する様子も伺えたとのことでした。プログラミング、他教科のクイズなど、ロボットとの触れ合いをきっかけに、いろいろなやりたいことも聞けたそうです。

ロボットを使用した学習支援にこのようなメリットがあった半面、Wi-Fi環境によって操作性やロボットの反応遅延が見られるなど課題もあったそうです。

子供たちの学習意欲を向上させるために様々な取り組みが行われているようですね。
学映システムが提供している教育ICTのシステムやサービスを利用してよりよい学習環境を整えるのも、児童・生徒の学習意欲向上に繋がることでしょう。