ICT環境整備が叶える遠隔授業|学映システムのICT支援事業から教育を考える

学映システムとICT教育

山口県にある私立梅光学院中高では、ICT環境整備を進め、新型コロナウイルスの影響による休校措置に対して遠隔授業を実施しているそうです。

同校は2015年より全校生徒1人1台のタブレットを所持させてICT教育を推進してきました。さらにWi-Fiも全館に整備するなどしています。
教師にもノートPCやiPad、Apple Pencilが配布され、授業で使う教室全てにプロジェクターやApple TV、ホワイトボードを導入。勤怠や教務システム、オンラインストレージサービスなども取り入れ、ペーパーレス化が進んでいるといいます。

休校措置が決まった4月1日より1週間、遠隔授業のための準備や研修を行ったそうです。まずは常勤以上の教員の研修をスタートさせました。Microsoft Teamsを使用した遠隔授業を進めることを決定したところで、非常勤講師への研修を始めたとのこと。予備の端末などを使い、全教員1人2台端末を実現し、環境を整えていったそうです。

生徒は入学式・始業式の日からICT研修をスタートしました。家庭にWi-Fi環境がない生徒は全体の約2%だったそうで、そのような生徒は保護者の了承の上で登校して授業を受けているそうです。4月21日時点で、登校している生徒は2名まで減少したとのことでした。
出欠席はTeamsの会議機能を使用して、生徒の顔や声を確認。進路ガイダンスや新入生オリエンテーションなども行い、例年と変わらない学校運営ができているそうです。

ICT教育の環境整備をサポートしている学映システムなどの企業と協力し、どこの学校でもICT環境を整えていけるといいですね。不測の事態でも、子供たちの学びの機会を失わずに済みそうです。
また、不登校傾向のある生徒の授業参加が増えてきているとのことで、遠隔授業の新たなメリットが垣間見えているようです。