渋谷区が「Surface Go 2」を導入|学映システムのICT支援事業から教育を考える

学映システムとICT教育

東京都渋谷区は更なる教育ICT環境の充実を目標に、区立小中学校に在籍する全ての子どもたちに「Surface Go 2」を9月以降順次配布するため、1万2500台の導入を決定したと日本マイクロソフトがオンライン発表会で発表しました。

「Surface Go 2」は、文部科学省が「GIGAスクール構想」で示している「学習者用端末の標準仕様」を全て満たしているものだそうです。さらに、ペン絵画機能、高精細のイン・アウトカメラ、多様なデジタル教材の活用に十分耐えうるスペックを有しています。これから子どもたちに必要な機能を備えた、GIGAスクール構想の応用パッケージに最適なデバイスだといいます。

渋谷区は2017年から区立小中学校の全教師・児童・生徒にWindowsタブレットを配布していました。迅速に一人一台端末体制を敷き、学校での授業や持ち帰り学習などで活用していたそうです。今まで使用していた端末の更新のタイミングで、更なる教育ICT環境の充実を目指し「Surface Go 2」の導入を決めたとのことでした。
また、1学年に1クラス分の「Microsoftクラスルームペン」を用意し、既に使われているoffice356などと併用することで、パワーポイントやワードなどを使用した学習をしながらも、“手書き”の要素を残したままの学習が可能になるといいます。子どもたちの学習過程で大切な“書く”行為を無くさずに、最先端の教育ICT環境を拡充していけるようですね。

一般的に教育機関にはWi-Fiモデルが採用されますが、昨今の事情を考慮した上で「Surface Go 2」のLTEモデルが採用されるようです。持ち帰り学習を視野に入れているとのことで、LTEモデルならWi-Fi環境がない家庭でも問題なく学ぶことができそうです。

教育ICT環境を整備することで、休校を余儀なくされている状況でも遠隔授業ができたり、持ち帰り学習ができるようになります。学映システムのような教育ICTをサポートする企業と自治体が連携しながら子どもたちの学習環境を整えていくことが、今の時代に求められていることなのではないでしょうか。