AIが算数のヒントをくれる「スタディメーター」|学映システムのICT支援事業から教育を考える

学映システムとICT教育

未来技術推進協会は、協会のメンバーが開発した算数学習サポートサービス「スタディメーター」を無料で公開するようです。

このスタディメーターは、スマートフォンで算数ドリルなどの問題を写真に撮ると、AIがヒントをくれるサービスのようです。
わからない問題を写真に撮ることでAIが内容を分析、問題のテーマや考え方、前の単元を提示してくれるとのこと。

このサービスの最大の特徴は、専門の問題集があるわけではなく、学校の教科書、塾の教材など手元にあるテキストをそのまま使えるところです。
AIが家庭教師の役割を担うことで、手元にあるテキストの学習効果を最大化することを目指しているといいます。

2020年1月時点で、スタディメーターは小学校1年生~6年生までの文章問題に対応しているそうです。
今後は、AIの問題認識精度を改良し、図や表・動画などによる解説の充実化を図り、算数だけでなく中高の数学への対応にも取り組むとのこと。

スマートフォンとAIを教育に活かすことで、効率よく学ぶ事ができ、子どもたちの学力向上にも期待できそうです。
教育ICTを提供している学映システムも、このようなサービスを開発し教育の質向上に寄与するのではないでしょうか。
スタディメーターは答えを教えるわけではなく、考え方を教えてくれるところがポイントと言えそうです。協会も学映システムも、子どもたちの学習をサポートする教育ICTを提供して、子どもたちの役に立ちたいという想いが感じられます。